2007年04月18日

思い出すだけで痒くなる話

 昨日の続き。ヴェネツィアで日本一ソフトウェアについて熱く語っていたケヴィンとはその後、同じイタリアのチンクエ・テッレの小さな村の宿で偶然再会した。二人で丸一日かけて海岸の遊歩道を歩いたのだが、私は翌朝の5時に別れの挨拶もせずに宿から逃げ出した。あまりの汚さに耐えられなかったのだ。ベッドをよく見ると黒い小さな虫(南京虫?)が歩き回っているし、ベッドの下には血が付いたティッシュらしきゴミ、トイレに行けばネズミが走り回っている。この日は2日目だったのだが、初日はワインを飲んでかなり酔っていたので気づかずにこのベッドで寝てしまった・・・。2日目はさすがに気持ち悪いわ痒いわで一睡もできず、港のベンチに座って一晩過ごし、始発に飛び乗ってジェノヴァに逃げた。ケヴィンがその後どうなったかは誰も知らない・・・。

 幸い南京虫にはやられなかったが、ダニにやられてしまい、この後1週間体中が痒くて苦しかった。つか、これを思い出しながらタイプしているだけで体が痒くなってきた・・・。

 この宿は間違いなく今回泊まった宿の中でワースト1位だった。普通のホテルではなく地元の住民が空いている部屋を旅行者に貸し出している民宿みたいなところだった。この時は駅で声をかけてきたおばさんについていったのだが、眠れずに逃げ出した夜、人気のない村の中をブラブラしていると駅から続く地下道に張り紙があった。そこには「駅などで安く部屋を斡旋すると言い寄ってくる人がいますが、そういう部屋は質の悪い部屋の場合が多いのでついていかないようにしましょう。特に駅の近くの家は要注意です。」と書かれていた。私の泊まったとこは駅の目の前・・・。先にこれを読んでいたらなぁ・・・。

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 チンクエ・テッレにある村の一つ。チンクエ・テッレとはイタリアの西海岸にある切り立った崖沿いにたたずむ5つの村の総称。
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2007年02月15日

こんなもん作ってみた

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 今回のユーラシア大陸周遊ルート。サイズ大きいので拡大して見て下さい。それにしてもユーラシア大陸はでかい!1年2ヶ月かけて結構回ったつもりだけど、こうして地図で見ると全然回れてないことがよく分かります。世界は広いなぁ・・・。

 あと、前からやっていた趣味系のブログも再開しました。
http://sawneybean.blogtribe.org/

 こことはかなりカラーが違うので旅先で会った私しか知らない方は戸惑うかもしれませんが、どちらかと言うとあっちのマニアックなネタを語っている私の方が本当の私です。

[追記]
 上のブログはサーバー運営者がメンテを放棄しているみたいでアクセスしにくいです。以前から半分放置プレイだったんですけど、私が旅に行っている間に完全放置モードに入ったようです。不便なので状況次第では引っ越しも考えてます。

posted by Tets at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅1:後記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月14日

日本滞在記

 日本に帰ってきて今日で3日目ですが、だいぶ慣れてきました。やっぱり日本って良いですね。実家って良いですね。一休みして疲れを癒したらすぐにでも社会復帰するつもりでしたが、このままではしばらくダメ人間生活になりそうです。まぁすぐに金が尽きるので嫌でも働かなければいけなくなるでしょうけど。

 さて、家に帰ってきて私がまず最初にしたことはスティーヴィー・レイ・ヴォーンの「Live At Carnegie Hall」をコンポに入れて再生すること。今回の旅にはmp3プレイヤーを持って行ったんですけど、このアルバムを入れるのを忘れていたんですよね。レイ・ヴォーンのライブ盤は他にもありますけど、このアルバムの冒頭のアップテンポなナンバー3連発のカッコよさは筆舌に尽くしがたいです。何ヶ月も前から日本に帰ってこのアルバムを聴くことを楽しみにしていたんですよ・・・という風に語り出したらキリがないので、この辺の音楽話はまた趣味ブログの方で。

 んで、次に当然PCの電源を入れる。ノートン先生のウイルス定義ファイルを更新しWindowsの更新パッチを当て、おもむろにメーラーを起動。そしてメールチェック。恐ろしい量のメールが来ていました。その数約3万通。そのうちの99.9%はスパム。10年以上前から使っているメアドがあるんですけど、今はメルマガを転送用メアド経由で受信する用にしか使用していないのに、このメアドに直接スパムが延々と送られてくるんですよね。ホント困ったものです。古いメアドなのでそこに重要なメールを送ってくる人なんていないし、メルマガはフィルタで別フォルダに振り分けるようにしているので、フィルタにかからなかった2万通以上のメールは一括削除しましたが。

 そして夜は待望の風呂に。私はどんなに長い期間でも日本食なしで生きられるし、海外に行ったからには三食全てを現地の人と同じものを食べてこそ旅人だというポリシーなので、この1年2ヶ月の間一度も日本食を口にしていませんでした(ただしインスタントみそ汁を除く)。それでも別に日本食を食べたいとは思わなかったのですが、風呂には入りたいとずっと思っていました。やっぱりね、風呂とシャワーは違いますよ。シャワーでは疲れは取れませんもん。途中グルジアのハマムで湯船を発見した時には本当に嬉しかったです。中東のハマムは基本的に蒸し風呂なので、他の国のハマムには普通は湯船はないんですよね。そんなわけで、グルジア以来約7ヶ月ぶりの風呂に入れて幸せでした。日本人はやっぱ風呂ですよ。風呂は日本の心です。

 が、風呂を出てこれまた1年2ヶ月ぶりに体重を量ってみると増えている・・・。出発時より2〜3kgも増えてました。まぁ帰国前から鏡を見て気づいていましたし、実際北京で1年ぶりに再会した友達にも開口一番「太った?」と言われたので体重計を見てもショックはありませんでしたが。ヨーロッパに入るまでは確実に出発時より痩せていた私が太った原因は間違いなくカミーノ・デ・サンティアゴです。カミーノを歩いている時は毎日平均して25kmから30kmを歩いていたので、一日の消費カロリーはめっちゃ多く、そのためとにかく食いまくっていたんです。カミーノを歩いていた時はそれでも体重は減っていたくらいなのですが、胃が大きくなってたくさん食べるクセがついてしまい、カミーノを歩き終わってもなかなか食べる量が減らせなかったんですわ。一応それでもロシアに着く頃にはだいぶ元に戻りかけていたんですが、中国に戻るとヨーロッパでの貧しい食生活の反動で安くて美味い中華を食いまくってしまい、それでまた太ってしまいました。

 そんなわけで、とりあえず日本に帰って最初の目標は体重を減らすこと。まぁ私は普通に生活していても体重の変動が激しい方なので、普段の体重まで戻すだけならそう難しくはないんですけどね。その分、油断したらすぐに太るわけですが・・・。

おまけ
・日本に帰ってきたなぁと思った瞬間
 駅のエスカレーターで多くの人が立ち止まらずに歩いて登っているのを見た瞬間。
 カフェの表に置いてある黒板にカタカナで書かれたメニューを見て感動。メニューが読めるよ!
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2007年02月12日

帰国

 本日の午前9時30分、無事大阪港に到着しました。1年2ヶ月延べ36ヶ国に及んだ旅もやっと終わりました。上海で船に乗った時や大阪港が見えた時はそれほど感動はしなかったのですが、大阪から電車に乗って実家のある駅に着いて家までの道を歩いていた時に「やっと帰ってきたんだ」という実感がわきました。同じ道を歩いて駅に向かった1年2ヶ月前がつい昨日のように思えました。そして、家に帰って久しぶりに母親を見ると老けたなぁと。心配をかけて申し訳なかったと心から思いましたが、照れくさいので口には出せませんでした。親不孝な息子でごめんなさい。

 さて上海から大阪へのフェリーですが、天気はさほど悪くなく前回ほどは揺れませんでした。日本に出稼ぎに行く中国人の女の子がたくさん乗っていましたが、日本人の旅行者や留学生も数人乗っており久しぶりに日本語を話すことができました。ちなみに、前回上海へ向かう船の中でも同じようなグループに出会ったのですが、この中国人の女の子たちは研修生という名目で来日しており、日本各地の工場に派遣され低賃金(基本給7〜8万とか)で働かされることになっています。今回一緒だった女の子たちの中にはフェリーを降りる時点ですでに作業服に着替えている子たちもいて、恐らく大阪港からそのまま工場に直行して働かされるのでしょう。

 こういうのは研修生制度の抜け穴を突いた姑息なやり方なので正直気に入らないのですが、たとえ日本の水準では給料が安くても彼女たちにとっては大金ですし、こういう方法でしか日本に働きに来ることはできないということを考えると、真っ向から批判する気にはなれないんですよねぇ・・・。

 ちなみに、船には他にも一般の中国人乗客が数人乗っており、その中に20歳でめっちゃ可愛い女の子がいました。片言の中国語と英語で会話したのですが、性格もいい子で楽しかったです。旅の最後に良い思い出ができました。

 そんなわけで久しぶりの日本です。今後のこととか何も考えていないのですが、しばらくはのんびりして旅の疲れを取りたいと思います。

追記
 今思い出したのですが、大阪駅から乗ったJRの電車の中で他の乗客が日本語を話しているのを聞いて少し感動しました。「おおっ、言葉が分かる!」って(笑。そういう体験も1年2ヶ月ぶりだったので。
posted by Tets at 20:28| Comment(9) | TrackBack(0) | 旅1:後記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする