2006年09月19日

ギリシャまとめ

 そんなわけでギリシャの総括でも。とにかく、最後までギリシャではロクなことがなかったです。ギリシャ滞在最後の日にはテッサロニキから日帰りでヴェルギナというマケドニア王国の遺跡のあるところに行ってきたのですが、金を節約するために途中まで電車で行ってバスに乗り換えようとしたら、バス乗り場が分からず、寝不足と疲労で疲れていた私はキレて遺跡までの18kmを3時間半かけて歩きました。もう惨めで情けなくて泣きそうでしたね。まぁ、やっとたどり着いたマケドニア王フィリッポ2世(アレキサンダー大王の父)の墓とされる墓とそこからの出土品を展示した博物館は鳥肌ものでしたけどね。

 この1週間ほど前には同じように金を節約するためにナフプリオンという街からアテネに行くのにバスと電車を乗り継いで行こうとしたらバスを変な所で降ろされてしまい、30分さまよった末に見つけたローカル線の駅では次の電車は3時間後。3時間待って来た電車に乗ったらアテネ郊外の全くどこか分からない駅が終点。徒歩1時間+地下鉄でなんとかアテネ市内までたどり着きましたが、金をケチるとホントにロクなことがありません。あっ、そういえば10日ほど前にはスパルタの街からミストラに行くのに、本と缶詰で総重量20kgを越えるバックパックを背負って8kmぐらい行軍しました。あれもキツかったです。

 3週間ギリシャにいて分かったことは、ギリシャ(特に夏)は私のような貧乏人の来るところじゃないってことですね。金を持っている人がツアーやレンタカーで回るために存在する国です。金がないとムリですわ。ホント。そんなわけで、行きたかった所は一通り行ったので(ギリシャに16ある世界遺産のうち10ヵ所)、しばらくギリシャに来ることはないと思います。何十年後かにリッチな中年オヤジになってから、またリベンジしに来たいと思います。エーゲ海クルーズとかやってみたいなぁ・・・。

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 アテネのパルテノン神殿。残念ながら修復中でしたが、想像していた以上のインパクトでした。一応、ここに来るのが昔からの夢だったので。

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 アテネのゼウス神殿。でかい柱が残っています。背後の丘はパルテノン神殿があるアクロポリス。

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 スニオン岬のポセイドン神殿。これも柱と土台しか残っていませんが、青空に映えます。つか、アテネとかポセイドンといった名前を聞くと聖闘士星矢を思い出します。博物館でハーデスの描かれたレリーフとか死者と一緒に埋葬されたカロンの渡し舟のためのコインとか見ると、さらに聖闘士星矢モードが増幅されます。

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 アテネの考古学博物館で見かけた土器。水を飲むカメ(?)の像。キュートでしょ?この他にも古代ギリシャの土器は現代でも通用するようなポップなセンスがあって好きです。

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 考古学博物館でのもうひとつのお気に入り。火星で発見された宇宙人の像・・・ではなくて、3000年ぐらい前のキクラデス諸島で作られた人間をモデルにした像らしいです。でも、どこからどう見ても宇宙人だと思うんですけどね。

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 メテオラ近くの街カランバカの広場。日没直後の綺麗な空。ちなみに、この日はこの広場のベンチで寝ました。

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 メテオラの修道院。メテオラにはこんな岩山の上に建っている修道院が5つ残っています。一応今でも現役の修道院なんですけど、今は観光客からの入場料でガッポリ儲けているのでめっちゃリッチです。電動ゲートに大量の監視カメラ、でっぷり太った修道士たちに、やたらと横柄な態度をとる修道女、と厳しい修行の場というイメージとは程遠くてかなり失望しました。今も厳しい修行が行われているというアトス山に行きたかったんですが、手続きが面倒そうなのでやめました(アトス山はギリシャ唯一の自治区)。

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 これもメテオラの修道院。昔は橋や階段などなく、上から吊るしたロープで人や物を運んでいたとか。

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 テッサロニキのマンションの谷間に残るビザンチン時代の修道院。ギリシャ第2の都市であるテッサロニキは近代的でおしゃれな街なのですが、街のいたるところにこのような古い教会が残っているので歩いていて楽しかったです。ギリシャ本土の街はイマイチ没個性的でどこもあまり好きになれなかったのですが、テッサロニキだけは結構気に入りました。

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 ヴェルギナへ3時間半かけて歩いた途中で通りかかったダム湖。あまりギリシャっぽくない光景ですが、なかなかきれいでした。
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2006年09月15日

古代への情熱

 久々に普通の値段で日本語を打てるネットカフェを見つけたので(それでも3ユーロと高いですが)、以前のエントリに日本語のコメントを付けておきました。新しい写真のアップはまた後日にします。

 そんなわけで、ギリシャの首都アテネにいます。とりあえず、ギリシャに来てからロクなことがないです。寝不足+体調不良+栄養不足で集中力がなくなっているのも一因でしょうけど、泣きそうになるほど不幸です。この2週間だけでこれだけ不幸な出来事が起こっています。

・ディロス島でサングラス(メガネの上に付けるマグネット式のヤツ)を風に飛ばされた
・サマリア渓谷でトレッキング中にバッグに引っ掛けていた長袖のシャツ(イランで買ったヤツ)を落とした。気づいたのは渓谷の出口・・・。
・日本から持ってきたタオルをオリンピアのユースに忘れてきた
・壊れた電卓を怒りに任せて握りつぶしたら手のひらを切った
・ナフプリオンで野宿する場所を探していたら段差で足を踏み外してねんざした
・ワイヤーロックが壊れた
・サブバッグのジッパーが壊れた
・1ユーロショップで買ったサングラスのネジが買った翌日に取れた
・エジプトで買った海パンの股が破れた
・アテネの公園で野宿した時、買ってきたビールを飲もうとしたらうっかり倒してしまいビンが割れて中身が空っぽに・・・

 しかも、金がなくて安いユースにしか泊まれないので、ギリシャに来てから半分以上は公園のベンチで寝てますし、食事はたまにギロ・ピタというケバブサンドを食べる以外は全てスーパーの缶詰とパンですが、ビーチでビキニ姿の金髪美女を見ることと、古代ギリシャの遺跡を見ることだけを楽しみにして耐えてきました。エーゲ海の島で束の間のバカンスを楽しんだ後は、クレタ島のミコノス、ペロポネソス半島のスパルタ、ミストラ、オリンピア、コリントス、ミケーネ、アテネとひたすら遺跡を回ってきました。いやぁ、やっぱりギリシャは遺跡好きにはたまらないですね。各地の博物館の充実度も素晴らしく、アテネの考古学博物館は2日も通ってしまいました。これからデルフィに行って遺跡を見てから、岩山の上にある修道院で有名なメテオラに行き、テッサロニキを経由してブルガリアに入る予定です。ブルガリアのソフィアに行けば一息つけると思うので、それでま何とかがんばりたいと思います。んじゃまた。

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2006年09月11日

Photos

 日本語のコメントを書いてみました(9/14)。

G'day! I'm in Patra now. As usual in Greece there are no internet cafes where I can type or even read Japanese. So I am just putting up some photos. No need to post comments as I can't read them anyway.

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 クレタ島のクノッソス遺跡。神話に出てくる神殿の場所に立っているってのはかなり感動的だったんですが、今世紀初頭の修復(というか新築)がやりすぎで少し興ざめしました。


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 クレタ島のサマリア渓谷の全景。全長13キロのヨーロッパ最大の渓谷です。この13キロを歩くトレッキングが大人気で私もやってみたのですが、ほとんどが下りなのでかなり楽でした。


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 サマリア渓谷の一番狭いところ。この入り口には看板が立っていて「危険。速く歩け」と書かれていました・・・。確かに今にも落ちてきそうな大きな岩がたくさんあって危なかったけど、「速く歩け」と言われても、当たる時は当たると思うんですが・・・。


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Self portrait

この時身に着けていたもの;
・日本の100均で買ったタオル、100円
・クレタ島の1ユーロショップで買ったサングラス、1ユーロ(150円)
・インドで買ったガネーシャのTシャツ、60ルピー(150円)
・エジプトで買った海パン、30エジプトポンド(600円)
・アルメニアで買ったサンダル、確か600円ぐらい

Moneyless
お金がないと買えないものがある。
買えるものは100均で。



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 サマリア渓谷の終着点にあるAgios Roumeliビーチ。岩山に囲まれた入り江にあり道路がなく渓谷を徒歩で来るかフェリーでないと来れないので海はかなりきれいでした。


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 Agios Roumeliの海。浅く見えますがこれで水深4,5mはあると思います。


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クレタ島ハニアのベネチアンハーバー。港の周りにおしゃれなカフェやレストランが並ぶ町ですが、金がない私は町外れの公園のベンチで野宿してました・・・。虚しい・・・。


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 ペロポネソス半島南部の港町ギティオ。クレタ島から乗ったフェリーの着いた町です。


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 ビザンチン時代の街が残っているミストラ遺跡。


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 ミストラの修道院。


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 オリンピアのヘラ神殿。手前の小さな祭壇がオリンピックの聖火が採火されるところです。


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 古代オリンピックが行われたスタジアム。


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 パトラの港でイタリア行きのフェリーを眺めているアジア系の男たち。中国人やアラブ人もいましたが、顔つきからすると彼らの多くはアフガン人、特にハザラ人が多かったです。イタリアに不法入国したいんでしょうけど、いったいどうやってフェリーに乗るつもりなのか・・・。このシーンを見てマイケル・ウィンターボトム監督の「In This World」という映画を思い出しました。金網越しにフェリーを見つめる彼らの背中はちょっとせつなかったです。

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2006年09月10日

生存報告

 どもです。しばらく音信が途絶えていましたが何とか生きています。サントリーニ島からクレタ島に渡りヘラクリオン、レシノム、ハニアと移動してから再びフェリーでペロポネソス半島の南端ギティオに上陸。そこから北上しスパルタを経て現在はオリンピック発祥の地オリンピアにいます。これまでの出来事や写真をアップしたいのですが、例によってここのネット代は1時間4ユーロ(600円)とめちゃ高いので、金がない私は15分しかネットができません。そんなわけで詳しい話はまた後日。とりあえず、何とか生きてます。ではまた。
posted by Tets at 02:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅1:ギリシャ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月03日

Photos

 日本語のコメントを書いてみました。(9/14)

I can't use Japanese on this PC. So I'll just post the photos and put my comments later on.

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 かつてデロス同盟の本拠地が置かれていたディロス島。

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 サントリーニ島のフィラの町の港。断崖絶壁の上にある町です。

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 サントリーニ島はかつては円形だったんですが、2500年ぐらい前の火山噴火で中心部にカルデラができてしまい、そこに海水が流れ込んで今のような三日月形になったとか。この写真の対岸がその噴火口です。

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 サントリーニのレッドビーチ。徒歩でしか行けない入り江にある静かなビーチ。真っ赤な火山岩に囲まれていて雰囲気は最高でした。

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 観光客でにぎわうレッドビーチ。

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 今回の旅のベストショット。

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 サントリーニ島のイアのギリシャ正教の教会。

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 夕日を見るために集まった観光客。

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 イアの夕日。有名らしいです。

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 サントリーニの山の上にある古代フィラ。
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2006年09月02日

麗しのエーゲ海

 ミコノス島に1泊してから、さらに南のサントリーニ島に来ています。金がないのでミコノス島で1泊とサントリーニ島で1泊づつ野宿をして、さらに基本的には3食全てパンとチーズ(たまにエジプトで買い込んだツナ缶とミコノスで買ったキュウリが付く)という生活をしている私はバカンス観光客ばかりの中で浮きまくりですが、それでもやっぱりエーゲ海に来て良かったです。

 とにかく、海めっちゃ綺麗です。今日はサントリーニ島の端にあるレッドビーチというビーチに行ってきたのですが(バス代を節約するためにチャリで1時間かけて行きました)、このレッドビーチは最後は徒歩でないと行けない狭い入り江にある赤土のビーチで波も穏やかで素晴らしかったです。ビーチにゴザ(サンベッドは高いので)を敷いて寝ころがりながら、しみじみと幸せをかみしめていました。

 せっかくなので写真をアップしたいのですが、5軒回ってやっと見つけた日本語が読めるこのネットカフェは1時間6ユーロ(約900円;今夜の私の宿代と同じ額)という超ボッタクリ価格なので写真をアップしているヒマはありません。そんなわけでまた後日。ではまた。
posted by Tets at 23:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅1:ギリシャ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

サモス島の写真

 ミコノス島行きのフェリーの出発まであと40分しかないので、とりあえず写真だけをアップしてみます。

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 サモス島の反対側にあるピタゴリオという町。あのピタゴラスの生まれた町だそうです。赤い屋根と青い海のコントラストがいかにもギリシャって感じです。


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 ピタゴリオの港のすぐそばにあるビーチ。ここも平均年齢高かったです・・・。でも、わずかながらトップレスの美女もいて楽しめました。


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 ピタゴリオの町並み。港へと続く道。


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 岬にある砦の跡からエーゲ海をのぞむ。

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2006年08月29日

エーゲ海が俺を呼んでいる!

 と思ってトルコの西の端クシャダスからフェリーに乗りエーゲ海に浮かぶギリシャ領サモス島まで来たのですが、どうやら空耳だった模様です。確かにエーゲ海は美しいけど、男一人でビーチに行っても全然面白くないし、泳いでいるのは中年のヨーロッパ人が多く目の保養にもなりません。

 おまけに、ついにユーロ圏に入ったので物価がべらぼうに高い。ただでさえギリシャは高いのに、シーズン真っ只中のリゾート地なのでさらに高くなっています。宿やレストランはトルコの4倍近く、島ということもあってかネットにいたってはトルコの6倍の値段です。しかも、今日銀行で金を降ろしたついでに残金を確認したら予想よりもはるかに少なかったです。このままでは西ヨーロッパに行くことすらヤバイというくらい少ないです。かなりビビってます。

 ちなみに、先日のアンタルヤのネットカフェはREDNEXでしたが、今いるネットカフェではさっきからオジー・オズボーンが流れています。店主のおっちゃんはメタル好きみたいです。そーいえば、シリアのバスでメタル好きというシリア人青年に会いました。どうやったらシリア人がメタルにハマるのかはわからないのですが、METALLICAやマリリン・マンソンが好きだと言ってました。片言の英語とアラビア語交じりの会話の中で「METALLICAはベイルート(レバノン)に来たことがあるんだけど、シリアには来なかったんだ」と言った時の彼のちょっと寂しげな表情が印象的でした。
posted by Tets at 22:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅1:ギリシャ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする