2016年09月12日

人見元基 at 東京キネマ倶楽部 2016.08.24

 2週間以上前の話ですが、今年も日本最高のロックボーカリストにして現役高校教師、人見元基のライブに行ってきました。知らない方のために一応解説しておくと、人見元基はかつてVOW WOWというバンドでボーカルをやっており、日本で活動していた頃は武道館でライブをやったり、イギリスに渡ってからはレディングフェスティバルに出たこともある人なんですが、1990年にバンドが解散してからは音楽業界から身を引いて、高校の英語教師をやっています。

 その歌声を知る一部の人からは今でも高い評価を得ており、引退後もB'zの松本孝弘のカバーアルバムで歌ったり、恐らく関係者にファンがいて要請を受けたのでしょうが何故かNHK教育テレビの歌やゲームの主題歌を歌ったりしていますが、商業的な音楽活動は一切行わず、年に数回ライブをやるだけという状態がここ20年近く続いています。そのライブも毎回満員ですし、YouTubeにアップされている高校の卒業式の予餞会でのライブ映像の再生回数が9万回近くになっている高校教師は世界中探してもこの人ぐらいでしょう。とにかく、浜田麻里と並んで私の大好きなボーカリストです。

 ということで、人見元基のライブは私にとってはもう十数回目、嫁にとっては初。浜田麻里に続いて人見元基と非常に濃いライブが連続して当初はやや戸惑い気味の嫁でしたが、とにかく楽しそうにステージ上で歌い、ひたすらシャウトしまくる人見元基を見て、最初は硬かった表情が徐々にほころんできました。その後は彼の一挙手一投足にバカ受けしながら大喜びで見ていました。特に"All or Nothing"で終わりと思わせてカーテンの後ろに引っ込んでから、また出て来てシャウトしまくるというのを繰り返すお馴染みの演出がお気に召したようです。

 セットリストはほぼ恒例のロックやジャズのスタンダードのカバーに自身がかつて在籍したNOIZの曲。NOIZの曲を6曲やった代わりに今回はZEPナンバーはなし。アンコール1発目の初めの"Imagine"はちょっと珍しい選曲でしたが、なかなか良かったです。

 が、やはりこの人の声が一番映えるのは"I Got The Fire"や "Move Over" のロックナンバーなんですよね。この2曲は何度聴いても震えます。"Cry Me A River"や"Fly Me To The Moon"Wのようなジャズナンバーをシャウトしまくりで完全に自分のスタイルにしてしまうのも彼らしいと言えば彼らしいので好きですけどね。

 いつものように今回も3時間半以上に及ぶ長丁場。その間、最後まで衰えぬ歌声を聴いていると、この人本当に58歳なのかと思ってしまいます。

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 音楽業界から身を引いて26年。未だに衰えぬどころか歌唱力、声域、全てが現役時代よりもパワーアップしている気がします。これだけの才能のある人が、世間の大半から知られずにいるということは本当に勿体無いと思う。

 でも、ビールを飲みながら自分の好きな曲を好きなメンバーと一緒に楽しそうに歌っている姿を見ると、心から楽しんでいることがよくわかります。彼のライブに行くといつもこんなことを考えるんですが、この日は途中からはそんなことはもう言っても仕方のないことなので、今はこの素晴らしい歌を生で聴けることの幸せを噛みしめることの方が大事だとしみじみだと思いました。なんせ、年に1〜2回しかライブをやらないのですから、死ぬまでにあと何回聴けるか分からないんですからね。

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 つか、さっきネットで検索していて知ったんですが、今年の3月の山本恭司の誕生日ライブに厚見玲衣と人見元基が参加して、VOW WOWの曲を何曲かやっていたんですね(この動画の15:00ぐらいから)。行きたかったけど仕事だったんですよねぇ。見たかったなぁ・・・。この3人が揃ってVOW WOWの曲をやるのは確か6年ぶりのハズ。その前回の2010年の再結成ライブもチケット取ってたのに仕事が終わらなくて行けなかったんですよねぇ。私は一生人見元基がVOW WOWの曲を歌うのを生で聴くことはないのかなと思っちゃいますね。

P.S.
 このライブの音源をYouTubeに上げている人がいるのでこっそり貼っておきます。この素晴らしい歌声を少しでも多くの人に聴いて欲しいので・・・。





posted by Tets at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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