2016年09月08日

河口湖&富士山 Part.2

 翌朝、6時40分河口湖駅発のバスで富士山五合目へ。1時間弱で到着して、準備を整え7時50分登山開始。ちなみに、本格的な登山装備を身にまとった人が多い中、私達の服装はほぼ普段着。朝の6時にホテルをチェックアウトする時に「こんなに早くにどこに行くんですか?」と聞かれて「富士山に」と答えたら、「ああ五合目だけね。まさかその格好で登らないですよね?」と言われて返答に困ってしまったくらいです。

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 嫁はこんな格好。足元こそモンベルのハイキングシューズ(安いジュニア用)だが、服もズボンも普段着で、頭には麦わら帽子という完全に山を舐めた格好。

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 嫁と隣を歩くフル装備の人との対比がシュールです。でも、ちゃんと岩場用に軍手は準備して行きました。

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 私はこんな格好。ZERO FRONTのバックパック以外は完全に普段着で、足元は履き古したスニーカー。新しく買った登山靴を履くよりも、履きなれたスニーカーの方が良いというのはカミーノやお遍路を歩いた私の経験から。まぁ新しく登山靴を買う金がなかったというのもありますけどね。

 ちなみに、日本人や中国人・台湾人観光客はフル装備の人が多くて、欧米人は比較的私達のような山を舐めた格好の人が多かったです。欧米人の中には短パン・Tシャツの猛者もいました。

 この日は天気が良く絶好の富士山日和。普段から全く運動していない嫁は歩き出した直後から「疲れた。休みたい。」を連発。それでも途中何度も休みながら少しずつ登って行きました。ヘタって帰りたいという嫁をなだめて励ましながらなのでなかなか進まず、途中からは嫁のリュックも私が持って登りました。

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 6合目から見上げた山頂。まだまだ遥か上。

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 こういう岩場が所々あってそれが大変。

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 9合目。カメラを向けると笑顔を見せますが、実はかなりバテバテ。

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 14時半頃にやっと頂上に到着。途中から抜きつ抜かれつしつつ登ったカップルと一緒に記念撮影。ちなみに、登りの所要時間は約6時間半。まぁ一般人としては平均的なペースではないでしょうか。私一人ならもっと早かったですけどね。でも、嫁のペースに合わせて登ることで、ちょっと頭が痛いかなってぐらいで高山病になることもなかったのも確かです。嫁はずっと頭が痛いと言っていましたが・・・。

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 山頂は風が強くてめっちゃ寒かったので完全防備。登山用品はロクに持っていませんでしが、防寒着と雨具だけはちゃんと用意して行きました。

 時間的にギリギリなのでこのまま下るかどうか迷ったが、せっかくだからお鉢巡りをして最高峰の鶴ヶ峰まで行くことにしました。が、このお鉢巡りは意外とアップダウンがあって大変でした。

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 お鉢巡りの途中に疲れ果てて倒れこむ嫁。

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 富士山の火口。意外と小さかった。

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 頂上から見た雲海。私はチベットやパミール高原で5000m以上まで行ったことはありますが、こういう光景を見たことはなくて感動しました。

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 日本最高峰の鶴ヶ峰。3776m。時間的に登山道の山頂まで来る人は多くても鶴ヶ峰まで来る人は意外と少なくて、日本最高峰に登った充実感をじっくり堪能できました。ちなみに、私は途中からずっとこのように背中に自分のバックパックを背負い、前に嫁のリュックを持って登っていました。これ結構キツかったです。

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 鶴ヶ峰から見た雲海。

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 空。チベットのエベレストベースキャンプから見た空には勝てませんが、それでもかなりの美しさでした。
 
 山頂を一周するお鉢巡りを終え、一休みしてから下山を開始。お鉢巡りに思ったよりも時間がかかったのでこの時点ですでに16時半、予定よりは多少遅れていましたが、まだ許容範囲内でした。

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 下り途中の景色。日が沈んでいくとともに雲の色が変わって、雲海は頂上からの景色よりも綺麗でした。

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 下りの時の私の足元。登りの岩場で底が剥がれかけたスニーカーをテーピングで固定し、一番安かったスパッツで靴の中に砂が入るのを防止。完璧でした。高価な登山靴など不要です。ちなみに、テーピングはケガした時のためというよりも、このようにスニーカーが壊れること想定してそれを補修するために持って行きました。

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 下りの嫁。何度も下り時の歩き方を教えたのに、ツルツル滑って何度もこけていました。そのためこの後、数日ずっとお尻が痛いと言っていました。

 19時50分五合目発のバスに乗れれば当日中に東京に帰れるので、それに合わせて計画を立てており、ほぼ予定通りで下山をしておりました。私の計算では19時過ぎに五合目に戻れるので、19時50分のバスには余裕で間に合うハズでした。しかし・・・。

 18時半ぐらいで日が落ち暗くなりました。そこでヘッドライトを装着して点灯したのですが、灯りが暗い・・・。ここまでの私の準備は万端でしたが、ヘッドライトだけが大失敗。バックパッカー時代からの愛用の物は実家に置いたままなので前日の朝に新宿のモンベルで買ったのですが、よく確認しないで安い物を買ったら、電池式ではなくて手回しで充電する方式で、明かりも弱くてよく見えない。

 辺りは真っ暗。それでも慎重に下山を続け何とか六合目まで戻ってきてあと少しで五合目という所で、道を間違いブルドーザー用のルートに入ってしまいました。富士山の吉田口登山道には登山道と平行して物資輸送や工事用のブルドーザー用の道があるのですが、下山道の一部はそのブルドーザー用の道と一体化しており、その流れで歩いていたら分岐点の標識を見落としてそのままブルドーザー用の道を歩き続けてしまいました。後で戻って来た時によく見たら「ブル道。進入禁止」という立て札が道の脇にひっそりとあったんですけどね・・・。真っ暗な中でそんな道端の看板に気付くかい!

 道があまりに急で、それまで前後にいた他の登山者のヘッドライトの灯りが見えないのでおかしいなぁと思いつつも歩き続けて、結局下の道路まで降りてしまい、工事現場のような所に出たのでそこで初めて道を間違ったことに気づきました。慌てて引き返しましたが、この道が物凄く急な坂な上に足場の悪い砂地で、体力の限界に来ていた私達には本当にキツかったです。本気でこのまま動けなくなって遭難してしまうんじゃないかと思いました。

 ボロボロになりながら必死に坂を登って何とか正規の下山道まで戻りましたが、このミスで50分ぐらい時間をロスしました。一応、私達の名誉の為に言っておくと、暗い中だと非常に間違いやすい道で、私達が引き返していく時にも間違って下りてきている人と遭遇しましたし、六合目にある安全指導センターの人に聞いても「間違える人は結構います」という答えでした。だったら、もう少し注意喚起をしてくれてもいいと思うんですけどねぇ。
 
 結局、19時55分に五合目に帰還。ほんの5分の差で乗る予定だったバスに間に合いませんでした・・・。

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 五合目に生還した時の嫁。目が虚ろで、歩く屍と化しています。

 次のバスだと今日中に東京に戻ることができないので、河口湖駅まで泣く泣くタクシーを利用。有料道路代込みで1万3千円もかかりました・・・。電車を乗り継いで深夜0時頃自宅に着き、翌朝5時に起きて全身筋肉痛のまま出勤するのはキツかったです。

 とまぁ最後で大失敗をやらかしてしまいましたが、富士山登山は予想以上に楽しかったです。チベットやパミールで5000m以上の地点に行ったことがあるので、たかが3776mなんて・・と思っていましたが、やっぱり独立峰は違いますね。360度眼下に雲海が広がる光景は素晴らしかったです。つか、そもそも私が行ったことのある5000m以上の地点って全て車で行っているので、自分の足で登っているわけじゃないんですよね。たかが3776mであってもその1/3ぐらいを自力で登るってのはやはり大変でした。

 登り始めた頃は嫁と来年はご来光を見に来ようという話をしていましたが、下りてきた頃には嫁は「こんなにしんどいならもう二度と来ない」と言っていました。果たして来年の再挑戦はあるのか?乞うご期待?
posted by Tets at 14:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
凄い!ちゃんと頂上まで登られたのですね
(≧▽≦)!
ニュースの特集で富士山救助隊の映像を見たばかりでした。
奥さまもお疲れさまですm(_ _)m。
Posted by ミニラ at 2016年09月10日 18:41
ホントにあと一歩で遭難するとこでした。
救助隊のお世話にならなくてよかったです。
やっぱり富士山をなめたらダメですね。
次回はもうちょっとちゃんとした装備で行きます。
嫁は疲れたからもう行かないと言っていますが・・・。
Posted by Tets at 2016年09月12日 11:09
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