2016年07月22日

BABYMETAL with メタルゴッド


 やべぇ、笑いが止まらん。アメリカで18歳の日本人の女の子がロブ・ハルフォードと一緒に"Painkiller"と"Breaking the Law"を歌うなんて絶対あり得ない。KISSがももクロとやってたけど、あれはあくまでも日本向けのサービスであって、海外でやってるわけじゃないからね。20年以上メタルを聴いているけど、まさかこんな時代が来るとは思わなかった。

 つか、"Breaking the Law"でギターを弾くゆい、もあが可愛すぎ。そして、本当に楽しそうなすぅがいい。普段のライブでは絶対に見せない表情。

 ちなみに、9月の東京ドームのライブの先行予約は全敗。一般販売で勝負をするしかない状況。何としてもゲットしたいなぁ・・・。
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2016年07月19日

浜田麻里 at 東京国際フォーラム 2016.07.18

 5月29日のライブも行ったのですが、今回の追加公演ももちろん参戦。前回のライブでは新作から全曲を演奏しておきながら、"Return To Myself", "Nostalgia", "Heart And Soul", "Paradox", "Precious Summer"などの世間の一般の人が知っている80年代後半から90年代前半のヒット曲を一切演奏せず、という気合いの入ったセットリストでしたが、今回も前回のライブから数曲を入れ替えただけで、上記のヒット曲は一曲もやりませんでした。この辺りにも浜田麻里の今の自分に対する迷いのない自信というものが感じられる気がします。

 しかも、前作のツアー時のセットリストとも被っている曲は"Blue Revolution"や"Historia"などほんの数曲のみ。新曲と並べてどの時代の曲をやっても遜色ない。どの時代の曲も当時と同じキーで当時以上のレベルで歌える。往年のヒット曲を全くやらなくても観客が大満足。そんなアーティストはなかなかいないんじゃないでしょうか。アンコール最後の曲が"Heartbeat Away From You"というのも意外だったけど、それでも十分盛り上がるんですからやっぱり凄いです。

 今回のライブの特徴は若井望が加入してギターが3本になったこと。前回はセットリストの一部だけトリプルギター編成でしたが、今回は全編がトリプルギターでした。若井望のメタリックなギターは近年ややマンネリがちになっていたサウンド面に良いアクセントをもたらしていたと思います。ギターの音が被ってやや聞えずらいところもありましたが(特に藤井さんの音が潰れていた気がします)、音楽的にはプラス面の方が大きかったと個人的には思います。

 アルバムでは高崎晃が弾いてたソロも含めて、ソロも全体の半分近くを若井望が弾いていました。他のメンバーがいかにもスタジオミュージシャンらしく控えめなプレイに終始する中(ドラムの宮脇“JOE”を除く)、衣装も派手なアクションも一人だけメタル系で、見ていて微笑ましかったです。思わずHammerfallのギタリストがいるのかと思っちゃいました。

 彼が入って良かったと一番思ったのが"Rainbow After A Storm"。新作からの曲で私の好きなハードな曲ですが、前回のライブではどうもノリがイマイチで、アルバムバージョンほどカッコいいとは思えなかったんです。しかし、今回はアレンジが若干変っていて、超高速のイントロから始まって、サビでは全楽器がユニゾンで高速リフを刻み、それに負けじと突き抜けてくる浜田麻里のハイトーンの素晴らしさと言ったら、もう鳥肌モノでした。最後のサビの所では、こんなにカッコいい演奏を聴けるなんて生きていて良かったなぁ、と感動で涙が出そうになりました。

 浜田麻里のライブで泣きそうになることは毎回ありますが、たいていはバラードです。ハードな曲では初めてでしたね。私的な昨夜のハイライトはこの曲でした。WOW WOWのカメラが入ってたからこのライブも放送してくれないかなぁ。

 あと、前回も思ったけど"Tears Of Asyura"もいい。この前のアコースティックパートで浜田麻里に促されて座っている状態なのですが、座って聴くのが勿体ない熱演でした。情感ある歌声がプログレチックなバックの演奏とマッチする美しいパワーバラードは絶品でしたね。

 ちょっとだけ演奏されたアコースティックバージョンの"Antique"も良かった。個人的に大好きな曲なので、珍しいアレンジで聴けたのは嬉しかったです。

 唯一残念なことは、5月のライブもそうだったけど、毎回私が一番楽しみにしている浜田姉妹のアカペラデュエットがなかったこと。以前こんな記事を書いたことがあるくらい私は絵里ちゃんのファンなので、姉妹のデュエットタイムは絵里ちゃんの歌声を堪能できる貴重な時間なんですよね。それがなかったのが残念でした。

 ちなみに、この日は浜田麻里の54歳の誕生日。54歳であれだけの歌えるってのはやはり日頃からの歌に取り組む真摯な姿勢があるからこそだと思います。一向に衰えないルックスといい、この人こそが本物のプロのシンガーだと思います。一緒に行った嫁から「この人があなたが一番好きな歌手なのね」と言われ、前人未到の領域を突き進む麻里姉さんに一生付いていこうと改めて決心しました。

セットリスト
Sparks
Monster Wave
Crimson
In Your Hands
Revolution In Reverse
Night Steals
Anti-Heroine
Beautiful Misunderstanding
Missing You
Antique
Orion
Tears Of Asyura
Carpe Diem
Superior
Dystopia
Crisis Code
Tokio Makin' Love
Rainbow After A Storm
Rin

アンコール1
Historia
Somebody's Calling

アンコール2
Blue Revolution
Heartbeat Away From You
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2016年07月10日

シリアとメタリカ

 今日も酒を飲んでいます。嫁が里帰り中なのをいいことに毎日飲みまくっています。確か今日帰ってくるハズなんだけど、そろそろ羽田に着く便で帰ってくるハズなんだけど、空港に迎えにも行かず、とにかく酒を飲んでいます。

 前にも書いたことがあるような気がするけど、酔った勢いで思い出話しを一つ。

 ちょうど10年前の今頃、私はシリアのホムスという街からハマという街に行くミニバスに乗っていた。トルコからシリア〜ヨルダンを抜けてエジプトまで行って、また同じ道をトルコまで戻っている時だった。

 そのミニバスで隣の席に座っていた兄ちゃんが話しかけてきたので、片言の英語と片言のアラビア語で話をした。お互いの使用言語のボキャブラリィは乏しかったが、ある共通の話題があったので盛り上がった。

 「俺はヘヴィメタルが好きなんだ。メタリカとかマリリン・マンソンが好きなんだ」と彼は言った。

 中東を旅していて、アメリカのポップ(マドンナとかアヴリル・ラヴィーンとか)を好きだという人に出会うことは何度もあったけど(意外だが特にイランで多かった)、メタルが好きだと言う人に会ったのはこれが初めてだった。

 私は "Master of Puppets"のリフだけでご飯三杯は軽くいけるというくらいのメタル好きなので、こんな所で同好の士に会ったのが嬉してくて、「そっかー、メタリカ好きなんだ。メタリカのライブは見たことあるよ。めっちゃカッコよかったよ。」と言った。

 それを聞いた彼は、「メタリカは隣のレバノンには来たことがあるけど、シリアには来たことはないんだよね。メタリカはこんな貧しい国には来てくれないんだよね」、と寂しそうに言った。

 日本に暮らしているとあまりにも当たり前なので、時々自分がどれだけ恵まれた環境にいるのかということを忘れてしまうことがある。この時も我ながら余計なこと言ってしまったと思ったので、必死に彼を励まそうと思い、「でもいつかメタリカがシリアに来ることもあるかもしれないよ。10年後かもしれないけどさ」と言ってみたが、彼の曇った表情は変わらなかった。

 今となっては彼の名前も顔も思い出せないけど、あの時感じた何とも言えない申し訳ないような感情と彼の寂しげな表情だけは今でもはっきり覚えている。

 あれから10年経った。彼がハマの住人だったかホムスの住人だったかは知らない。ただ、ハマもハマスも内戦でボロボロに破壊されてしまった。そして、多くの命が失われた。

 メタリカがシリアに行くことは多分ないだろう。メタリカとマリリン・マンソンが好きな彼は一生メタリカやマリリン・マンソンのライブを見ることなく死んでいくんだろう。あるいはもう死んでしまっているかもしれない。私がシリアで出会った多くの人達と同じように。

 私にとってシリアという国は、いつもこの何とも言えない申し訳ない思い出と共にある。一生メタリカのライブを見ることができない彼に、メタリカのライブを見たことがあると自慢すべきではなかったという後悔。そして、彼があの悲惨な内戦を生き延びて、どこか安全な場所で(シリアにはそんな場所はないだろうが)、爆音で"Master of Puppets"を聴いていて欲しいという自分勝手な希望。

 色んな国を旅して学んだ唯一のこと。それは、世界の何処でも、誰もがささやかな幸せや、ささやかな夢、それを追い求めて生きている。国家とか宗教とか、そんなモノよりも大切なモノがある。どんなに貧しい国にも、どんなに豊かな国にも、どんなに危険な国にも、どんなに平和な国にも、平等に同じだけのささやかな幸せと夢がある。そして、それを奪う権利は誰にもない。

 本当の意味での政治というものは、こういうささやかな幸せや夢を追求する権利を全員に保障し、それを守ることではないのだろうか。公明正大な大義や国家や宗教という存在の前ではちっぽけなことかもしれないけど、人々のささやかな幸せや夢があってこその国家や宗教ではないのだろうか。トルコやバングラやイラクのテロのニュースを見て、日本の選挙の投票日にこの国の行く末を案じていたら、こんなことを考えた。


 今のホムスの街。バスの乗り継ぎのため何度かバスターミナルに立ち寄っただけの街だけど、バスターミナルの人たちがみんな笑顔で親切だったことは覚えている。特に切符売り場の若い兄ちゃんが親切で、身振り手振りを交えたアラビア語で切符を売ってくれて乗り場の説明をしてくれたのが印象的だった。

 ハマの今の映像は見つからなかった。ただ、ハマは1982年に反政府勢力が弾圧された虐殺事件のあった街なので、今回も徹底的に破壊されているだろう。中東では珍しい水車が名物の美しい街だったのだが・・・。

P8220539.jpg
 当時私が撮った水車から川に飛び込むハマの子供たちの写真。この子たちは今頃どうしているのだろうか。政府軍、IS、反政府勢力、難民。どんな道を歩んでいるにせよ、幸せに暮らしているとは思えない。そもそも、生きているのかすら分からない・・・。
posted by Tets at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする