序盤は定番のZEPナンバーから私の大好きな"I Got The Fire"(元ネタ知ってます?)に"Move Over"(ジャニス!)と鉄板の選曲。
お馴染みの"Communication Breakdown"。御大曰く、「高音が出ていないZEPのカバーバンドは許せない」とのことです。皆様、耳をかっぽじってよくお聴きくださいませ。
原曲では"I need a man" となっているところを"I need a woman"と変えて歌うこの"Move Over"が大好きなんですよ、私は。これだけでビール3杯はいけちゃいます。ちなみに、この曲はB'zの松本のカバーアルバムに収録されたことにより後世に残せることになった1曲です。世界遺産に認定したいレベルです。後で聴いたら微妙に声が出ていない箇所がありますが、それはまぁご愛嬌ということで。
で、今年もいつもと同じ流れかなと思ったら、第2部でまさかのAC/DCでしたよ。"Hells Bells"ですよ。御大は日本じゃあまり人気のないバンドと言っていたけど、一部では人気ありますよ。だって、私は行きましたもん、2010年の来日公演に。私の人生で最高に楽しかったライブです。
この人を追い続けて20年以上になるけど、AC/DCの曲がこれほどハマるとは思いませんでした。何度聴いてもカッコよすぎで鼻血が止まらないです。
この後はいつもの流れ(と言っても知らない人には分からんか)でダラダラと続いたわけですが、まぁ伝説の2000年の渋谷On Air West(教え子からの差し入れのジャック・ダニエルズで泥酔した御大がひたすらマイクを離なかった)の頃に比べたら大人しい構成でした。うちの嫁が大好きな"All Or Nothing"で出たり引っ込んだりを繰り返すのも以前よりも回数が少なかったし。
なんつかーかまぁ、昔は私も若かったので何でこんな上手い人が高校教師をやっているんだ!、何で誰もこの人の凄さが分かってくれないんだ!、と思ったものです。
でも、最近はちょっと違うんですよね。10代後半の頃からこの人のライブに行っているわけですけど、当時は観客の中では私が間違いなく最年少だったわけですよ。1999年頃の京都のRAGのライブとかでは私一人が完全に浮いてました。
でもね、去年は帰りの階段でバンドマンらしき若者が「ヤバイっすね、あの歌」とか言っているのを聞けたし、今年は母親に連れられた来たと思しき明らかに場違いな小学校高学年ぐらいの少女がいたわけですよ。
世間一般というレベルではないにしても、この人の歌声は受け継がれていくわけですし、その貴重な歌声を生で聴く機会があるだけで十分幸せなんじゃないか、と最近はそう思うわけです。うちの嫁も「観客の中で中国人は私だけだね」と言っていたけど、考えようによっては中国人だってこの人の歌を聴く時代が来たわけですよ。多分彼もそれで十分満足なんじゃないかと思うんです。サッポロビールを片手に好きな仲間たちと一緒に好きな曲をひたすら歌う。ステージ上の人たちも観客もみんなハッピー。それでみんな満足なんだからそれでいいんじゃないかと。そう思えるようになった今日この頃です。


